写真家として写真の撮影をする際、被写体の知識があると、より深くストーリー性やメッセージ性の高い作品を撮る事が出来る。
カメラの技術や知識、構図を極めれば良い写真は撮れるようになるだろう。でも、撮影する被写体の知識があるとないとでは、出来上がる作品に大きな違いが出てくる。
例えばハチの撮影だったらハチの習性やその種の置かれてる状況、餌、オスとメスの違いや産卵の時期などを知る事で、撮る前から作品のイメージが出来上がる。

こんな写真が撮りたい!と思ったら、その期間や時間に合わせて撮影の予定を組む事が出来るし、狙っていればチャンスは巡ってくる。
ヨーロッパの建物の魅力
今回の仕事で初めてヨーロッパに来てみて、いわゆる”ヨーロッパ風”な建物をこの目で見て感動した。

正確に言うと、建物を見ただけでは”有名な写真で見たあの建物”程度の感動だが、実際にその中を歩いてみて、足元の木がギシギシと鳴り響いたり、壊れた箇所が修復されている場所を発見したり、椅子に座ってそこからの景色を眺めたり、どんな理由で誰がここに椅子を作ったのだろう?などと想像すると、段々と感動の感情が滲み出てくる。
そうなるとやっぱり写真を撮って残したくなる。人に伝えたくなる。
だから、ノルウェーの歴史を少し勉強してみた。
ただ単純に『ノルウェー 歴史』とGoogle検索しても良いのだが、何しろ俺にはベースとなる歴史の知識がまるで無い。~年とか、~時代と言われても全くピンと来ないし、読んでて楽しくない。
だから『バイキングってなに?』や『ノルウェー トリビア』などのワードでGoogle検索した。日本語だけだと情報に限りがあるが、こういう時に英語で検索出来るのは便利だと思う。
建物は普段僕が撮影する被写体では無いのだが、これから3ヶ月間ヨーロッパ各地を旅するチャンスが与えられたのだ、この際自分の出来る形で見たものを作品として残しておきたい。
大嫌いだったものが好きなことに変わる
不思議なものだと思う。
中学校に上がった時最初に受けた中間テストで、全ての教科が平均か平均以下だったが、社会や歴史・英語は特に酷かった。
そこから社会はずっと苦手分野で、授業は殆ど寝ていたし、歴史に関して全く興味もなかった。むしろ最新のテクノロジーや最新の技術の方に興味があって、歴史を勉強する理由も全く分からなかった。
英語も同じだ。どうせ勉強しても、使う機会など無いと思っていた。
今では船の上での生活で日本語を使うことはまず無く、英語しか話せない環境にいる。
学校では学ぼうとしなかった教科に、大人になってからこんなにも興味を持つ事になるんだ、本当に人生は何が起こるか分からない。
写真家として目指す先
僕は写真家としてまだまだ若いし、知識もまだまだ浅い。でも、経験や体験を重ねて、いずれは世界に名前の轟く写真家になりたいという夢がある。
自分が一番伝えたい”自然の美しさ”をテーマに写真を撮影しているが、他の分野の撮影も経験して、普段撮らなかった被写体の事も知り、広い範囲で撮影を続けることによって、自分が一番撮りたい写真のレベルも上がっていくのだと信じている。
現役の学生、特に勉強が苦手だと思っている人に伝えたい。
勉強が苦手でも、テストの点数が悪くても全然平気!
そんなことより、時間を忘れて打ち込めるような大好きな事、得意な事を見つける事の方がずっと大事だし、あなたの人生を豊かにしてくれる。

歴史を勉強して面白いと思った事を、これから写真と一緒にちょくちょく発信していこうかなと思います。
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世界のどこかで見た空の風景だけを集めたアカウントを新しく作りました。
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