今回紹介する航路は、ニュージーランドのオークランドを出発して、フィジー、トンガ、クック諸島、タヒチを回る14日間クルーズ。
ニュージーランドを出発して2日間海を渡り、まずはハッピーアイランドと言われるフィジーへと辿り着く。
今日はそんなフィジークルーズのオススメポイントを紹介しよう。
なんと言ってもフレンドリーなフィジアンの温かいおもてなし
フィジーと聞いて思い付くのは、やはり青い海と白い砂浜だろう。
だが実際にフィジーに行って多くの人が一番印象に残っているのは、フィジーの人々の優しい対応と笑顔だと皆口を揃えて言う。
人が人を第一印象で判断するのと一緒で、港についた瞬間の印象はその港のイメージの決め手となるように感じる。
フィジーでは港に降り立つと、バンドが伝統音楽を演奏し、スタッフはみんな手拍子で迎えてくれた。
途中バンドの演奏が終了した後も、ずっと彼らは歌いながら、踊りながら手拍子を続いていて、迎えられる方は見ていて嬉しいものだ。
子供も大人も写真好きで、カメラを向けると笑ってくれる。かと言って、カリブ海の島国のように後からチップを要求される事もない。
種類豊富なウォーターアクティビティ
やはり南国の国と言えば目指すは海!
私はオーストラリアのグレートバリアリーフには実はまだ行った事が無いのだが、あの有名なグレートバリアリーフすら、フィジーのリーフには敵わないという話も聞く。
一度クルーズ船にサーフボードやシュノーケルの機材を持ち込んでしまえば、陸の旅と違って大きな荷物を持って移動する必要が無いのはクルーズの旅のメリットの一つだ。
ビーチからシュノーケルを付けて泳いでも十分綺麗な海を楽しむことが出来るが、エイやカメと泳いだり、沢山の魚を見るのにはやはりボートでポイントまで連れて行ってもらうのが一番。せっかくここまで来たのだから、そこは少し奮発してでも希望のツアーに参加すれば、旅の満足度も一気に上がることと思う。
活気あふれる現地のマーケット
南国のフィジーにはトロピカルフルーツが沢山!日本は特にフルーツの値段が高いので、この際に地元で取れたての新鮮なフルーツを食べて欲しい。
夏の期間はスイカにメロン、パイナップルなどが有名だ。
ここでも写真を撮らせて貰ったが、みんな嫌な顔一つせず、快くオーケーしてくれた。
恥ずかしがり屋な人はコソコソ写真を撮ったり、遠慮して写真を撮りたいのにモジモジしてしまう姿を見かける。特に海外へ出ると、”空気を読む”という文化は通用しないので、しっかりと自分の希望を言葉に出してみよう。
それで答えがNoであればそれだけのこと。でも、きっとフィジー人は笑顔でYes! と言ってくれるはずだ。
村を訪ねてカヴァの儀式を体験
スバとサブサブではそれぞれ、地元の集落を訪れるツアーに参加した。
スバでは個人タクシーを一日貸し切って$40。Coloisuva Villageという集落と滝へ連れて行ってもらった。
サブサブでのツアーはクルーズ会社の用意するツアーにエスコートとして参加した。

”カヴァの儀式”とは、外から来たものをカヴァという特有の飲み物で迎え入れる彼らの文化。カヴァは胡椒系の植物の根を乾燥して、そこから出る茶色い飲み物だ。
見た目は決して良くないが、この飲み物には筋肉をリラックスさせる成分が含まれているため、飲むと口が痺れたり、ゆったりした気分になる。
プライベートツアーは好きなだけカヴァをお代わりさせてくれたので、4杯飲んでハッピーな気分で滝へと向かった。
クルーズ会社のツアーは信頼性が高く、船に乗り遅れる心配もないが、団体行動が苦手な人は現地ツアーに参加するのもオススメ。特にフィジーでは値段的にも安くなるはずだ。
ハイシーズンなのに宿を取る心配はいらない
これはフィジーに限ったことではないが、クルーズ船は大抵その国のベストシーズンに当たる時期に合わせてスケジュールが組まれている。
フィジーも雨が比較的少ない、天気が安定した時期に合わせてある。
観光客の増えるシーズンは予約が取りづらかったり、早めに確保しないと値段が上がっていたりと厄介だが、クルーズの旅の場合はその心配は必要ない。
おまけ
最初に停泊するフィジーの首都スバでは、港にてシムカードを販売するスタッフを見かけた。1週間16GBでUS$5(日本円で約600円) Digicelというプロバイダだった。
船の上のインターネットは恐ろしく高く、恐ろしく遅いので、陸へ降りるとクルーはWi-Fiを求めて歩き回るのだ。
ところが、実はそれはクルーだけじゃなく、乗客も一緒。せっかくの休暇で来ているのに、Wi-Fiを探し回る時間は勿体ない。
このクルーズではフィジーは3つの島に訪れるので、600円だったら買ってしまっても損は無いと個人的に思う。
これで、連絡の返信やSNSへの投稿は移動中などに済ませることが出来る。
2020年3月現在、世界中がコロナの影響で国境を閉じたりと、非常に旅をしづらい環境にある。予定を泣く泣くキャンセルした人も多いはず。
こんな時だからこそ、ネガティブになるのではなく、楽しくワクワクする予定を立てて、それを楽しみに今を乗り越えるのも良い考えではないだろうか。
そんな思いでブログやYouTubeを更新している。
フィジーの魅力が2分で分かる動画はこちら
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