SHU ITO

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奥会津にてマタギと出会う

22/07/2018 by shu0603 Leave a Comment

固定の仕事を辞めてフリーランスになったら時間はたーっぷりあるはず!!

そしたらブログも頻繁に書いて、YouTubeも更新して、ウェブサイトももっと写真をアップして~なんて思っていましたが、現実は違いました。
やってみて思いましたが、2ヶ月でイベント5つ、しかも違う会場で違う内容は本当に忙しかった。笑

最初から分かってた事なんですけどね。でも、他にも行きたい場所ややりたい事はあるし、日本で滞在期間が延びればそれだけ出費も掛かるし、、というわけで2カ月に全て積み込みました。

今このブログは香港へ向かう飛行機の中で書いています。そして、香港での滞在もあっという間に過ぎて、アメリカへ向かうため香港空港からようやくこのブログをアップ出来ています。

もう日本を出ちゃったし、香港へ行ったら行ったで香港の事を書きたくなるだろうし、日本最高でした!ありがとう!で締めようとも思ったのですが。←雑過ぎる

今回の帰国では今までの人生で体験した事のない事が次々に起きました。

そのストーリーは是非シェアしたいと思い、少し過去に戻ってブログを書いて行きます。

時はゴールデンウィークまで戻ります。

ゴールデンウィークも色々な所に行きましたが、特に印象に残っているのは『奥会津』聞いた事ありますか?

福島の会津若松と言えば、宮城県の人は修学旅行で行っているので親しみのある場所です。

若松は観光地で見所も沢山あるのですが、名の通り更に山奥に車で進むと、そこには奥会津という場所があります。

その奥会津で“またぎさんと歩こう”という面白いツアーがあり、それに参加する為に向かいました。

滞在したのは三島町にあるゲストハウス“ソコカシコ” なんと縄文遺跡の上に建っているそうです。

このゲストハウスは色々な意味で最高でした!

古民家を改装して出来たこのゲストハウスは、週末限定で居酒屋もやっており、自分の部屋の襖を開けると、そこがすでに居酒屋の客席!

お店で好きなだけ食べて酔っ払って、襖を開けて布団にジャンプオン!なんて夢のような事も出来ちゃいます。

この日、たまたまこのお店には、建物を改装する際にデザインをしたデザイナーの方や、奥会津周辺で様々な活動をしている若い人達が沢山集まっていたのです!!

奥会津をドライブした正直な印象は、閉鎖的。雪が特に多く、住むのに決して楽な場所ではないこの地にもちゃんと人が住んでいるのですが、あまりに町から疎外された雰囲気に驚きました。

でも、そんな村にゲストハウスやカフェなど、若い力が入ると、目に見えて村が命を取り戻すんだなと感じました。
日本各地から集まった若者が東北の田舎に住んで、地域を活性化させてくって、素晴らしいです。勿論、田舎には田舎の良さが沢山あるから、それを見極められる若い世代の感性も素晴らしいし、仲間が増えて嬉しいです!

そして、このエリアには美しい場所が沢山。

 

週末に訪れるだけでも、とっても価値のある体験が出来ると思います!

さて翌日、遂にまたぎさんのツアーが始まります
またぎって、僕実はその言葉の意味も知りませんでした。
動物を狩る人、そんなイメージしかありません。

ツアーではまたぎをされている昭夫さんと一緒に皆で話を聞きながら山を歩き、様々な植物や木の実などを食べてみて、彼が子供の頃どんな風に育ったかを教えてくれました。

行ってみて食べれる植物の多さにビックリ!

『自然の色んなものを触って、口にして、こうやって人の感性は育って行くんだ』と語ってくれました。

僕も最近思っていた事で、日本ではクリエイティブになろうというキャッチフレーズを良く見かけて、でもそう言った類の本をいくら読んでも、クリエイティブな人間にはなれないだろうと思っていました。
クリエイティビティって言葉を言い換えたら、僕は好奇心なんだと思います。

これやってみたら面白いかな?

これとこれ合わせたらどうなるかな??

こんな事やってみたいな!

そんな気持ちが行動に移り、そして何かが生まれるのだと思います。
そんな事を考えていた矢先だったので、昭夫さんの話はすんなりと入ってきました。

 

彼は仕事として熊などの動物を狩ります。でも、それはハンターが獲物を追いかけるのとはまた違うんです。

またぎとは、山の生態系をあるべき姿に保つのが仕事。

食物連鎖があり、食べる者と食べられる者がいる以上、そのバランスを保たないと、どこかにしわ寄せが行ってしまう。

大型肉食動物が減れば小型草食動物が増え、人の畑を荒らしたり、植物が足りなくて人里に表せるようになったり、でも小動物がいないと、肉食動物は人間を襲いかねない。そうなったら人間からは“危険なモンスター扱い”され、駆除される。

この絶妙なバランスを理解して、1人山に篭り、その山の生態系をまもるのがまたぎという仕事だという事を聞いて、驚きました。

*美味しい美味しい手作りお弁当も自然の中で皆で食べると100倍美味い😋

話は変わって、僕は日本にいても海外にいてもテレビは見ないんです。特に日本のニュースの報道の仕方は好きじゃなくて、見るととても暗い気持ちになります。

テレビで例えば「近年熊や鹿が人里に下りてくることが増え、危険だから駆除の必要がある」と報道されて、それを鵜呑みにしてしまうと真実が歪みます。

真実を伝えようとする人は何故か世間から攻撃の対象になってしまいますが、写真家として生きる僕がこの事を知ったら、純粋に山の事やまたぎの事をもっと知りたくなりました。

そして、それを写真で伝えられたらと思っています。

 

元々僕は山が好きだから、是非今度山にお供させて下さい

とお願いすると、昭夫さんは笑顔で「じゃあ戻ってくる時は連絡して :)」と言ってくれました。

俺はまたぎになろうとは思わないかも知れないけど、自分の得意とする写真で関わって、協力していけたら良いと思う。

我ながら、良い人生を過ごしています。
世界を旅する写真家ライフコーチ、オンラインコーチングも絶賛提供中です。

・同じように旅を仕事にしたい人

・海外で仕事をしたいなど、夢がある人

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Filed Under: 日本一時帰国 Tagged With: travel photographer, いわき, コーチング, ソコカシコ, ニュージーランド, ニュージーランド写真集, マタギ, ライフコーチ, 一時帰国, 会津若松, 写真家, 写真展, 写真集, 奥会津, 旅, 福島

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SHU ITO ( 伊藤 秀海)
宮城県仙台市
1988年6月3日生まれ

日本とニュージーランドで7年間イタリアンシェフとして勤務した後、長年思い描いた夢を実現するため、30歳を目前に写真家に転身。
旅する写真家として国内・国外を旅して巡り、世界の景色と人の文化をテーマに撮影する他、講演活動や観光PRの撮影など、
幅広く活動している。
アメリカのクルーズ船 ”ホーランドアメリカライン”のクルーズ船に
専属フォトグラファーとして乗船。

これまでに40カ国弱の国々へ訪れた。

第二の故郷ニュージーランドで住んでいた町と三島市が姉妹都市であったことをきっかけに静岡へ訪れ、2018年に初めて写真展を開催。

2019. April   初となる写真集 Like No Otherを出版。  
2020. October
 第二弾となる写真集 Just Like Sistersを出版。

隔離されたクルーズの生活

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