2018年の10月15日から11月14日までの1ヶ月間、いわき市の湯本にある老舗旅館『古滝屋』から依頼を頂いてスタートしたのがこのプロジェクト。
古滝屋は湯本に開業して、なんと300年になるそうです。そんな旅館の一六代目社長を務める里見さんは今でも、数少ない開業当初の写真を見てアイディアやインスピレーションを受け取るそう。
震災、津波を始めとした様々な事が起こりました。
それでもこの地には人の生活と想いがある。そんないわきの”今”を300年後ここに住む人へのメッセージとして撮影して欲しいという里見さんの願いを私が形にする事となりました。
300年後に残すと考えると、人、植物、動物、建物、全てが撮影対象となります。私はその中から”今”に焦点を当てると、人の仕事や活動をする姿、そして今その瞬間だけ見せてくれる自然の風景を主な被写体にしたいと思い、毎日いわきの様々な”今”を切り取っています。
僕の写真家としてのコンセプトは、撮影する写真の中に、被写体となる人の想いや活動、人生を投影させる事です。
風景を撮影する場合は、私自身をその景色に投影し、その想いやメッセージを写真を通じて伝わる作品を日々目標としています。
そのため、撮影となると、お話している時間の方が長くなることも多々ありますが、そのような意図があっての事ですので、ご理解頂ければと思います。
元々は私は写真の撮影をする事が仕事であり、このように発信する予定は無かったのですが、撮影の際に様々な方や景色と関わっているうちに、撮影した写真や人から伺ったストーリーなどをより多くの人とシェアしたいと思い、Facebookの専用ページを作りました。
そこで毎日、その日に撮影した写真を載せていますが、Facebookをやっていない方も見れるように、このホームページでも写真やブログでいわきの今を紹介してくことにしました。
*SNSなどに載せている人物写真は、撮影、投稿の許可を頂いた上で載せるよう心がけております。それでももし、載せて欲しくなかった写真を発見した場合などは、連絡を下さい。
古滝屋ホームページ、いわき300年メッセージのFacebookページもご覧ください。
ホームページから写真をご覧頂きたい場合は、こちらから。