チャリティ活動は素晴らしいことです。でも、お金を集めた人達と、それを受け取った人達が直接繋がれないのは、あまりにも残念に思いませんか?
私は2018年の10、11月と福島県のいわき市で撮影のお仕事の依頼を頂き、いわきの自然、いわきに住む方を撮影、インタビューしていました。その時に幸運にも四倉高校の学生と関わり、彼らの声と想いを私の写真と映像を通してラオスの地に届ける役目を担うこととなりました。
皆さんがご存知の通り、2011年に起こった大震災でいわきを含む東北の広いエリアが被災しました。当時、私達が知らないところで沢山のチャリティ、募金活動、国として支援をしてくれた人が居たことを、時が経つに連れて忘れ去られているように感じる今日この頃。
そんな中、四倉高校の生徒が『あの時の恩返しをしたい』という一心で立ち上がり、地元でオーガニックコットンの農家をされている福島さんの作っているコットンを使用した製品、キャンドルなどを手作りし、文化祭や地域のバザーで販売する事で、募金を募いました。
今回の活動で集めたお金の行き先は、ラオスの障がい者施設です。
ラオスで障がいを持つ多くの人は、仕事を得るのが難しく、ただただ家で何もせずに過ごしているそうです。人の役に立ちたい、自分で何かをやってみたいという想いがありながらも、ただ家にいる事しか出来ないのはあまりにも辛い事ですが、残念ながらそれが現状です。
この現状を改善するために立ち上がったのが、ビエンチャン出身のジャーさん。彼女自身も2歳の時に足がマライアに感染し、一度歩けなくなりました。一度は他の障がい者の人たちと同じように、家でただ何もせず過ごす日々を経験したと言います。
それでも彼女は歩く事を諦めず、勉強も諦めず、自分に出来る事は必ずあると信じ、行動し続けました。
努力の結果、片足を引きづりながらも歩けるようになり、英語も話せるようになった彼女は仕事を得て、家族を養いながら、昔の自分と同じ状況に今もいる障がいを持った人たちの助けになるため、2016年にソンパオセンターを立ち上げました。
高校生の彼らはまだ直接ラオスに来て、施設の人たちと会ってはいませんが、いわきとビエンチャンに住む両方の人たちの心は繋がった事を願っています。
まだ高校生にして、未知の土地に住む誰かの助けになれた事は、彼らの今後の自信となり、更には夢ややりたい事に繋がるかもしれません。
支援を受け取った人達は将来的に自立し、今度は彼らが必要とされ、誰かの助けになれるようになれたら、きっと彼らの人生は幸せだろう、と個人的に思います。
本当の意味での国際交流。平和な世界。
それが僕個人にとってのキーワードでもあります。
いわきの四倉高校の生徒からのメッセージの動画→https://youtu.be/PuL8Umwaia4
ソンパオセンターから四倉高校の生徒へのメッセージ動画→https://youtu.be/ejHPzkUyA-g
ー関係者の方々ー
施設のホームページ:https://www.facebook.com/Xonpao/?epa=SEARCH_BOX
支援団体:NPO法人国際学校建設支援協会
四倉高校ホームページ:https://yotsukura-h.fcs.ed.jp
Support for woman’s happiness 活動内容: https://www.support-women.net
ふくしまオーガニックコットンプロジェクト:http://www.iwaki-otentosun.jp/cotton/
ー製品を購入して彼らをサポートー
布ナプキンagatis:https://agatis.thebase.in
ポーチなどの雑貨類フランムアン:https://www.franmuan.com
花蓮てまり:https://karentemari.theshop.jp