先日の日曜日に開催された東北Happy Holiday。

自分は写真家でも、ずっとこう言ったフェスやアート・クラフトマーケットに出店してみたいと思っていた。
写真をただ印刷してフレームやパネルにして売っても面白くないし、写真展などではない場でも、ちゃんと作品として写真を販売し、買ってもらいたいと思い続け、その夢が今回叶った!
今回、急遽出店させて頂けることになったイベントこそが、この『東北Happy Holiday』。
どんなイベントかも分からないまま、出店するに当たっての什器やタープ、ライトなどもない状態ではあったが、意を決して当日まで準備を進めた。
前日までは急な寒波で天気も悪く、どうなることかと思ったが、イベント当日は朝から快晴でTシャツでも暑いくらいだった。(それは俺だけか?笑)
イベントページの文章などを読んで、なんとなく主催者の人たちは綺麗な想いでこのイベントを企画している感じがしたが、実際に会場へ入って、色々な人たちと会話をすると、まさにその通りだった。
街中でステージを3つも組んで、飲食店もアートクラフトの物販もあれだけ並んでいて、入場料が無料とはどういうことだろうか!
クラウドファンディングをやったと聞くが、それにしても無料で見れるイベントでは無いほどのクオリティ。
このイベントには、フェスの名前の通り「みんなに楽しい休日を過ごして欲しい」というシンプルな願いだけが真っ直ぐに込められていた。
主催のなおポップさんはとっても温厚そうな方で、話しているだけで居心地が良い。

出演した中には、仙台で画家ミュージシャンとして活躍している中川さんや、さいたまを拠点に全国で演奏&書道パフォーマンスを繰り広げる岩舟ひろき君の姿もあったのが嬉しかった。

仕事といえば仕事だが、みんな楽しむためにあの会場にいたのは間違いない。
出店するにあたって必要なタープは、今回一日ブースに立ってサポートしてくれた seiko_csc さんが投資してくれた。
他にも必要なものは、静岡の三島や沼津、長泉町の人たちが貸してくれて、お陰様でこのようなブースが出来上がった。

今回販売したのは、写真集やポストカードの他に、10cm×10cmほどの大きさの作品。
ピュアWプリントという特殊な印刷で、後ろから照らす光が写真に命を吹き込んでくれる素晴らしい技術だ。それに、アンティークのフレームを合わせて、流木などに吊り下げて展示した。

先月富士宮で開催した『焚き火&写真展』の時に初めて発表した作品だが、思った以上に好評で、そこから更に妄想を膨らませて今回の出店へと繋がったのだ。
写真を好きな人もそうでない人も、立ち止まっては写真のことや、旅の話を出来て、これまでにやってきた写真展やトークイベントとはまた違う雰囲気で新鮮だ。
どうしてこのような出店をしたかったかと言うと、理由はいくつかあるが、写真を仕事にするとは、色んな方法があるのだと伝えたかったのは大きな理由の一つ。
カメラで生きていきたかったら、まずはスタジオに入ってとか、アシスタントを何年か経験してとか、まずはブライダルをやってからとか、そう考え込みやすいし、それが間違った道ではない。
けど、写真を撮るのが好きで写真家になりたいなら、好きな写真を撮り続けた方が絶対に心が豊かになるはずだ。
好きなことをやるために嫌なことも経験しなければならないという考えは、自分も昔は持っていたが、今は違う道がある事を知った。
何かを”好き”という力は絶大で、その純粋な気持ちは余計な周りの声や、現実的な考えで掠めるべきではない。
僕は旅することが何よりも好きで、旅先の感動を伝えるために写真がある。
自己の表現として撮る写真には、不正解や間違いはない。ただ自分の求めるものを追求していく世界。
そんな生き方をしてから、自分の人生は大きく変わったし、それに合わせたかのように、付き合う仲間や環境も、日々感じる感情までも全てが良い方向に変わった。
地元に帰ってくると、なんだか毎回大きな気づきがある。
学校を卒業して会社員をやっていた頃は全然共感出来る人が周りにいないと思い込んでいたり、綺麗な景色や自然がないと思っていたが、こうして帰ってくると、素敵な人たちも素敵な景色も全部あるんだ。
結局は全部自分次第だ。
せっかくなら、楽しく生きよう。
たった一度の人生なんだから、好きなことに命を燃やそう。
そんな熱い話は普段の日常会話ではしないので(たまにするかも)、ブログに書きました。
もし、アートクラフトマーケットに出店できるよ!なんてお誘いがあれば、連絡ください!
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