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オセアニアクルーズがオススメな6つの理由

23/02/2020 by shu0603 Leave a Comment

今日はせっかく今オーストラリア・ニュージーランドをクルーズしているので、オセアニアクルーズのオススメなポイントをシェアしようと思う。

今回僕が乗っているクルーズはHolland America LineのMaasdamという小さい船で、オーストラリアはタスマニア、イーデン、シドニーの3カ所しか訪れていないので、オセアニアと言っても、今日の記事はニュージーランドクルーズを中心とした話になる。

マーズダムの内装。

クルーズ船好きな人は勿論だが、ニュージーランド好きな人も、陸の旅とは少し違った船の旅の魅力を感じてもらえたらと思う。

ニュージーランドで停泊した港は以下の通りだ。

・オークランド
・タウランガ
・ネイピア
・ウェリントン
・アカロア
・ダニーデン
・スチュアート島
そして、停泊はしていないが、このクルーズの見所の一つとして、ミルフォードサウンドのクルーズも組み込まれているため、現地ツアーに申し込む事なく世界遺産であるミルフォードサウンドを楽しむ事が出来る。

では早速、オセアニアクルーズにはどんな魅力があるのか、どんな人にオススメなのかを6つの理由と一緒に書いていこうと思う。

タウランガのビーチ

その1 全ての港がそれぞれ違った個性を持っている

ニュージーランドを旅していて面白いところは、大都市オークランドから出発し、タウランガでは南国を思わせる白い砂浜と青い海、ネイピアには目でも舌でも楽しめるワイナリー巡り、ウェリントンではニュージーランドのコーヒー文化やテパパ博物館、ロードオブザリングなどを製作したwetaスタジオなど様々な文化に触れる。

オークランドに停泊中のクルーズ船

アカロアはフランス人によって開拓されたこともあり、町の雰囲気がフランス調で、美味しいベーカリーやフランス調の建物を楽しめ、ダニーデンはスコットランド人によって開拓されたため、スコットランド調の建物を存分に楽しむ事が出来る。

アカロア 写真集 Like No Otherより

スチュワート島は野生動物の宝庫であり、野生のキウイが生息する事でも有名な場所だ。

それを締めくくるかのように、世界的に有名なミルフォードサウンドの航海が待っている。(船のスケジュールによって、順番が逆な場合もある)

ニュージーランドは小国ながら、沢山の異文化を持っていて、それらをこの短期間で楽しめる場所は世界を見回しても、そう見つからないかも知れない。

タウランガは停泊時間が朝から夜までと長く設定されていて、ゲストはツアーに参加してロードオブザリングのホビット村を訪れたり、世界でも稀なグローワームを見れるワイトモケーブ、温泉で有名なロトルアまで足を伸ばす人も多い。

忘れてはいけないのが、ニュージーランド原住民のマオリの文化。ロトルアやネイピアではカルチャーツアーが用意されていて、彼らの文化について知る事が出来る。参加すると、日本の文化とマオリの文化がよく似通っている事に気付くかもしれない。

その2 ナチュラル系の人の興味をそそるイベントが盛り沢山

僕が乗っている船には、”ナチュラリスト”と呼ばれる、自然の専門家達が乗船していて、ショールームでトークショーや映画のショーなどが行われる。
Sea day(1日を移動のために船で過ごす日)のスケジュールを見た時は驚いた。
『ミルフォードサウンドがどうやって出来たか』『オセアニア周辺のクジラの生態系』『ニュージーランドの鳥の生態系』など、ニュージーランドの自然について学べるプレゼンテーションが数多く用意されている。

ダニーデン

ツアーもそうで、ナチュラリストが同行するエコツアーや、ドルフィンと一緒に泳いだり、アホウドリの観察が出来るツアーなどが用意されている。
自然や野生動物好きの人にとっては、退屈する事はなさそうだ。

その3 地中海クルーズやカリブ海クルーズを体験した人からしたら驚くほどの”人の少なさ”と”人の良さ”

これは個人的にもすごく頷く所で、ニュージーランドは元々人口が少ない国であり、住民に余裕がある。

人間は狭い場所や人口密度の高い場所にいるとストレスを感じる生き物だ。

朝船から降りると、港ですれ違った現地の人々が陽気に話しかけてくれたり、挨拶を交わしたり、こんな瞬間、人は和んで、ニュージーランドが好きになるようだ。
ニュージーランドに住んでいると、特に田舎では、すれ違った際に小話をしたり、挨拶を交わすのは普通の事だが、これを新鮮に思う人は少なくない。

また、クルーズ船の旅というと、出発する空港からスタートし、何をするにも長蛇の列に並ぶ事を思い浮かべる人もいるかも知れない。

僕の仕事はホーランドアメリカのクルーズを人に勧める事ではないが、この会社の船は船の上でも快適に過ごせるように、乗客の人数やダイニングルームのテーブルの配置などに配慮していて、あまり人が多い事でストレスを感じる場面は少ないかも知れない。船で働くクルーも、その恩恵を受けている。

せっかくの休暇を、ぎゅうぎゅう詰めの船の中で観光客の多い観光地巡りをしたのでは、旅の終わりには疲れ果ててしまいそうだが、オセアニアのクルーズは特にゆったりリラックスした休暇を過ごしたい人にお勧めかもしれない。

その4 ”新世界ワイン”と呼ばれるニュージーランドの良質ワインと、現地で捕れたシーフード

ネイピアのワイナリー

クルーズの旅と言えば、豪華なダイニングルームに贅沢なビュッフェを想像するだろう。

僕も乗っていて感心したのは、ディナーには現地で捕れたムール貝や魚をふんだんに使った料理が提供されている。
他にも、朝食時はオーストラリアのベジマイトや、ニュージーランドでよく食べられているWeet bixも用意されていて、ニュージーランドファンは特にテンションが上がる内容となっている。

ウェリントンのマーケットにて

船へのワインの持ち込み制限はあるものの、日本ではまだ高級なニュージーランドワインを現地のワイナリーで試飲しながらお土産を選ぶ時間は、ワイン好きには堪らないだろう。

その5 ロードオブザリング好きには堪らない映画ロケツアー

ニュージーランドは言わずと知れた、映画のロケ地としても有名な国。
それを代表する作品がロードオブザリングだろう。

ウェリントン空港へ降り立つと、ガンダルフやドラゴンが出迎えてくれるのも印象的で、ロードオブザリングファンには堪らない。

ホビット村

北島のタウランガからはホビトンツアーに参加でき、ウェリントンではウェタスタジオを見学。映画製作の裏側を見る事が出来る。

南島アカロアでは、ローハンの都エドラスのロケ地となった美しい山々を見るツアーに参加出来る。

エドラスのツアーにエスコートとして参加した時の動画はこちら。

その6 三つのフィヨルドを一度のクルーズで制覇できる

最後は目玉のミルフォードサウンドについて。

ミルフォードサウンドの名前は世界的に有名で『世界で最も美しい散歩道』と言った通り名で有名なミルフォードトラックがあるのもこの場所。

ニュージーランドには他にも『ダブルフルサウンド』と『ダスキーサウンド』と言った、ミルフォードサウンドにも負けないフィヨルドがある。ただ、アクセスが難しい事もあり、殆どの観光客はミルフォードサウンドのみを見て帰る事がしばしば。

ミルフォードサウンド

そんな中、このクルーズでは三つのフィヨルド全てを見て回る事が出来るのだ。

大きさで言えば、ダブルフルサウンドはミルフォードサウンドの約3倍と言われ、ワインの銘柄でも有名なダスキーサウンドは更に大規模なものとなっている。

アクセスの厳しい2つのフィヨルドを含む3つのフィヨルドを一度のクルーズで楽しめるのは、ニュージーランドクルーズの一番の目玉とも言えるだろう。

他にも、Maasdamの図書館にはニュージーランド、オーストラリア関連の写真集や歴史・自然動物についての本が多く用意されていたりと、空いた時間の楽しみ方も十分にありそうだ。

僕はニュージーランドは車やバスで何度も旅しているし、5年間以上住んでいた事もあって、ニュージーランドの魅力はよく知っているが、船でこの国を旅したのは今回が初めてであったが、旅の方法が違えば、見えてくる景色も違ってきた。

やはり一番印象的だったのは、クルーズ船を迎える港の人々が、皆快く自分たちを迎え入れてくれていた事だ。

ヨーロッパの一部地域では、クルーズ船が観光被害とも言われるようになって、クルーズ船が来る事を良く思わない人も多く、それが住民から感じられる瞬間もあった。

港で地元の人と話す事も多く、クルーズ船についてどう思うかを聞いてみたところ、悪い意見よりも良い意見が圧倒的に多くて安心した。

ローカルのカフェでは、クルーズ船のルームキー提示で○○特典や割引を行っているお店もウェリントンでは多く見かけた。

ウェリントンのコーヒー

船の名前を黒板に書かれて迎え入れられると、働いているクルーとは言えど、嬉しいものだ。

今日は殆どがニュージーランドの話題ではあったが、このMaasdam、11月・12月はオーストラリア一周の旅の航路もあったので、今後そちらに乗船する機会があれば、オーストラリアを中心にした記事も今後書いていこうと思う。

ーーーーーーー以下 写真展情報ーーーーーーー

2020年 東京・渋谷

タイトル『空が繋いでくれるもの』

日時・2020年9月21日〜27日まで。

会場・渋谷ギャラリールデコ “LEDECO”’

クルーズ船の旅で見た、世界の空をテーマにした写真展です。会場に入ると、世界を一周したかのような感動を味わって頂けます。

世界の空を撮り続けて、そこから感じた事や、それぞれの国での体験や経験も見て頂ける仕掛けを考えています。

渋谷駅新南口から徒歩10分

2020年 静岡県・三島

タイトル『姉妹の比較 – Comparison of the sister cities』

日時・2020年10月8日〜13日まで。

会場・静岡県三島市 Via 701

私が3年半住んだニュージーランドのニュープリマスの街と、その姉妹都市である日本の三島市を写真で繋ぐプロジェクトを2018年に立ち上げ、毎年行っている写真展も、今回は3回目を迎えます。

今回のテーマは”比較”

もちろん悪い意味の比較ではなく、富士山とタラナキ

2021年 ニュージーランド

『Comparison of the sister cities』

日時・2021のいつか

会場・未定

現在イベントの開催に伴い、企業スポンサー募集中。

ご協力頂ける可能性のある場合は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
shuito.photography@gmail.com

姉妹都市プロジェクト:

写真はホームページ観覧可能です:http://shu-photography.com

オーストラリアの山火事から野生動物を保護しよう!
ちょっと良い事プロジェクト:

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Filed Under: ニュージーランド

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SHU ITO ( 伊藤 秀海)
宮城県仙台市
1988年6月3日生まれ

日本とニュージーランドで7年間イタリアンシェフとして勤務した後、長年思い描いた夢を実現するため、30歳を目前に写真家に転身。
旅する写真家として国内・国外を旅して巡り、世界の景色と人の文化をテーマに撮影する他、講演活動や観光PRの撮影など、
幅広く活動している。
アメリカのクルーズ船 ”ホーランドアメリカライン”のクルーズ船に
専属フォトグラファーとして乗船。

これまでに40カ国弱の国々へ訪れた。

第二の故郷ニュージーランドで住んでいた町と三島市が姉妹都市であったことをきっかけに静岡へ訪れ、2018年に初めて写真展を開催。

2019. April   初となる写真集 Like No Otherを出版。  
2020. October
 第二弾となる写真集 Just Like Sistersを出版。

隔離されたクルーズの生活

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