SHU ITO

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仕事は向こうからやってきた

04/06/2019 by shu0603 Leave a Comment

今日は、前回のブログで書いたクルーズ船の撮影の仕事がどうやって来たかを書こうと思う。

2018年の10月頃だったかな。コーチングの師匠であるMari Fennさんのセッションを受けていた。
その時特に悩みはなく、毎日写真を撮れて幸せな日々だったが、撮影する写真に対してもっとお金が入って来て欲しいと思っていた。

マリさんは俺に質問した。

「Shu君が今一番望んでるものはなんですか?」

俺はパッと頭に思い浮かんだことを言葉にした。

「アラスカに行きたい。それも、自分でお金を払わず、スポンサーか、仕事でお金を貰いながら行きたいです」

マリさん「じゃあ、そのために今すぐ出来る行動はどんな事があるでしょう?」

俺「ん~、じゃあまず、アラスカに行って熊の撮影をしたい事、それに対して仕事として以来したい人がいないかを、インスタで発信してみます~」

とこんな流れで、早速セッションが終わってからインスタに投稿した。

すると、すぐにある人からメッセージが届いた。

Jake「アラスカに行きたいのか?」

俺「行きたい!すごく行きたい!」

Jake「もしかしたら、俺が働いてるHolland Americaで、アラスカ船のフォトグラファーを募集してるかも知れないから、マネージャーに話してみるよ」

と。

え~~~~~!!!!!笑

これには驚きを通り超して、笑いが止まらなかった。

目標を決めてアクションすれば、その夢はすぐ簡単に叶っちゃいます♪ってマリさんの言葉、信じてない訳ではないが、まさかこんなにすぐにとは予想していなかった。

Jakeは俺が去年シアトルに行った時に知り合った友達で、出会ったばかりの俺をシアトルの家に数日泊めてくれた。彼はシアトルに本社を置くホーランドアメリカで、電話対応の仕事をしていたのは知っていたが、知り合った当時は仕事を紹介するなんて事は一言も言っていなかったし、俺も彼から何かを期待していたわけではなかった。

11月の末頃、本部のマネージャーから連絡があり、面接や英語のテスト、その他諸々の説明を受けた。
出来るだけすぐにスタート出来るか?と聞かれたのだが、11月末はタイにいて、しばらくの間東南アジアを放浪したかったので、理由を説明して、2019年の5月以降に始めたいという事を伝えた(まだ雇うと決まったわけでもないのに笑)

そこからテストが始まり、ベトナムのハノイにいた時にスカイプで面接、そして英語のテストを受け、その後も何枚も何枚もペーパーワークが送られてきた。

スカイプの面接はすごく沢山、色々な質問をされた。

カメラ本体に関する知識、使用している機材の説明、今までやってきた活動や仕事について、あとは非常にインターナショナルな職場で、お客さんもスタッフも色々な国から来ていて、その中であなたが撮影・ホスピタリティ面で最高のパフォーマンスを出来る理由を説明してください、なんていう質問もあった。

英語のテストはリーディング、ライティング、リスニングの3科目で、テストを終えるのに大体30~40分くらいだったと思う。

内容はニュージーランドのビザのために勉強していたIELTSと比べたら簡単で、なんと正解率96%!これには自分でも驚いた笑

ニュージーランドで本気で頑張って勉強した英語、レストランでのシェフとしての仕事、すべての経験・スキルが役に立った。

2月に日本へ帰国した時は、一旦この会社からの連絡がストップしていたので、もうこの話はなくなったのかと思っていたら、その数日後、採用おめでとう!のメールが届いた。

それからアメリカのC1-Dビザを申請し、無事受理され今に至る。
このビザに関して、あまり調べたりしていないから良く分からないのだが、受理されれば有効期間は10年らしい。最初にパスポートを見た時は、10年という長期間のビザが下りたことに驚いた。

この仕事はアラスカに行きたいと書いた事で始まり、ビザが降りるまではアラスカに行くと言われていたんだ。だから勿論俺もそのつもりだったし、ビザを申請するレターにもハッキリと”アラスカクルーズ”と書いてあった。

ところが、いざ飛行機やホテルの予約が完了したというメールを受け取ると、そこには ”To Amsterdam, Holland オランダのアムステルダム行き”と書かれていた。

あれ、アラスカどこ行った!?笑

美しいサンセット。太陽は毎日、当然のように地平線に沈んでいく。

ホームページで調べると、どうやら行き先が北欧、イギリス、アイスランドなどに変わっていたのだ。

実はここ最近、ノルウェーがずっとキーワードで、ノルウェー人に会ったり、ノルウェーに行った人から話を聞いたり、実家ではノルウェーの猫を飼っていたり、とにかくノルウェーの文字が目に入って気になっていた。

ノルウェーはアウトドアに対してとても強い想いを持っていて

right to roamという、国土の全てにおいて人々はテントを張ってキャンプを出来る法律があるほどだ。ニュージーランドもキャンプ大国だが、キャンプを出来る場所に関しては意外にルールが多い。
ノルウェーは、パブリック/プライベートに関わらず、ここでキャンプしたい!と思ったら出来てしまう国らしい。

話は脱線したが、このブログから読者の方に伝えたい事がある。それは、

「夢は自分の中に隠し持っていないで、どんどん発信してほしい!」

という事だ。

雨上がりの空

今回の事も、アラスカが自分にとってずっとキーワードであったにも関わらず、誰もそれを知る術がなかった。

言葉にすること。書くこと。

こういった事を通して、あなたの夢が叶うスピードは一気に早くなる。まさにそれを今回体感した。
そして、もし去年アメリカを放浪していなければ、この話はなかった。

だから、行動あるのみだ!

これからは、クルーズ船の魅力や気づいた事、撮影の仕事の事などをブログに書いていくので、クルーズ船に興味がある人は必見!

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SHU ITO ( 伊藤 秀海)
宮城県仙台市
1988年6月3日生まれ

日本とニュージーランドで7年間イタリアンシェフとして勤務した後、長年思い描いた夢を実現するため、30歳を目前に写真家に転身。
旅する写真家として国内・国外を旅して巡り、世界の景色と人の文化をテーマに撮影する他、講演活動や観光PRの撮影など、
幅広く活動している。
アメリカのクルーズ船 ”ホーランドアメリカライン”のクルーズ船に
専属フォトグラファーとして乗船。

これまでに40カ国弱の国々へ訪れた。

第二の故郷ニュージーランドで住んでいた町と三島市が姉妹都市であったことをきっかけに静岡へ訪れ、2018年に初めて写真展を開催。

2019. April   初となる写真集 Like No Otherを出版。  
2020. October
 第二弾となる写真集 Just Like Sistersを出版。

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