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本の自費出版

03/05/2019 by shu0603 Leave a Comment

永住権を持っているわけでも無いが、5年近く住んで、帰る場所が国内にこれだけあって、会いたい人がこれだけ居てくれるこの国に来る事は、自分にとっては紛れもなく帰国だ。

ニュージーランドを出てちょうど1年。ニュージーランド写真展の開催からスタートした日本。
完成したての写真集を片手に、再度この地に足を踏み入れる事にはどのような意味があるのだろうか。

そんなの行ってみないと分からない!
ということで、写真集のプロモーションのためにニュージーランド帰国を決断した。

写真集を製作して自費出版するという事は、自分にとってとても大きなステップで、それだけに大変な作業でもあった。
それでも最後までこだわり続け,作品を手にとって人に渡せるという事は、想像していた以上に貴重な体験で意味のある事だった。

もしも自費出版を考えている人がいたら、このブログを読んで勇気を受け取って貰えたら嬉しい。

自費出版とは、要は在庫を全て自分で抱えて、それを営業のツールとして売り込む作業を自分でやるという事だ。
出版社を通せればこの作業は必要ないかも知れない。出版社には販売ルートがあり、一般流通させる事で、自分と直接つながりの無い人の所へ、多数を同時に届けられる。もし仮に大したお金にならなかったとしても、お金以上に価値のあるものだ。

ただ、物は考えようで、自費出版した場合、本の行き先を決めるのは全て出版したその本人だ。
どんな人に届けたいのか、どんな場所に置いて欲しいのか、全て自分で意図を設定して行動すれば、蒔いた種はいつか、予想もしない形で育って花を咲かせてくれるかもしれない。
そういった意味で、今回の写真集に関しては内容もデザインも全て自由で、自分の決めた数を印刷出来る自費出版という選択は最善であったと思う。

その例をひとつ書こう。

俺が去年の4月までタラナキ地方のニュープリマスに在住していた事は、もう誰もが知る事実であると思うが(思いあがり笑)今回は昔住んでいたフラット(シェアハウスのようなもの)にお世話になった。

デボンホテルのシェフでありミュージシャンの家のオーナーに写真集を見せると、彼は何だか物凄く興奮し始めた。

ダニー「ブラザー、この本は最高だ!タラナキに住む住民全員に見せて、お前の1年間の活動を発表すべきだ!」
俺「ありがとう、嬉しいよ。でもどうやったら良いの?」

ダニーが何やら調べ始める。

5分後…。

ダニー「ここに電話してみろ!全てはここからスタートだ!」
と電話番号を渡される。繋がった相手はタラナキのラジオ局で働く、人気番組のマビゲーターのブライアン。

写真集の事や、去年ニュープリマスと三島の姉妹都市イベントを開催した事などを話すと、次の週にラジオ局に招待される事に!

次の週、ダニーに送ってもらい、ラジオ局に到着。なぜか流れでダニーまで一緒に出演する事になり、ブライアンのインタビューを受けた。
その時の動画が彼のフェイスブックに上がっている。もし見たい人はこちらより(英語のみ)

インタビューを続けるうちに、ブライアンとダニーの間で話が盛り上がり、この写真集をニュープリマス市長に見せよう!という話になり、市役所に電話。

この人達の、思ったらすぐ行動する所や、急な連絡もちゃんと受け入れてくれるニュープリマス市役所の対応、この国の風習、素晴らしいの一言!

結果、見事市長が時間を作ってくれる事になり、来週の火曜日に市役所へ行くため、ニュープリマスへ帰ることが決定した。

書こうと思えばもっと詳細に書けるが、今日は何が言いたいかと言うと、写真集という作品を持っていて、それを一人の人間に見せたことから、これだけの奇跡が起こり始めた。これは、パソコン上で同じ写真を見せても起こらなかった現実だと思う。

どんな人に届けたいのか、どんな本に仕上げたいのか、どんな場所で売りたいのか、それが明確な場合において、自費出版はとても有効な方法だ。
なぜなら、作品にかけたこだわり、想いがバッチリ重なる人に届いた結果、このようなミラクルが起こるからだ。

迷っている人へ。

覚悟を決めた行動の先には、想像を超えるような未来が待っている!もう出版(アクション)が済んだら、後は後々に起こる奇跡を受け入れる準備をするだけだ。

写真集の購入はこちらから。

~お知らせ~

5月25日、26日は静岡の三島で、姉妹都市イベント第二弾を行います。
イベント詳細:https://www.facebook.com/events/282719212660288/

・写真集を見て触って購入できます
・新たに撮影したニュージーランド写真の展示
・2018年の写真展を後に、今後三島とニュープリマスとを姉妹都市関係。今後どのように働きかけていくか
・再度訪れて感じたニュープリマスの魅力や、ニュージーランドの秋のお話(ニュージーランドの四季の感じ方)

などを、料理と一緒に楽しんで頂く空間として準備を進めています。

ディナートークは20名限定となります。ご予約は店頭にて。(来店が難しい場合は僕まで直接連絡を下さい。)
ディナートークへの参加が難しい方は、25日、26日はお店にいる予定ですので、是非立ち寄ってみてください。

~お知らせ②~

ツイッター復活

今まで全く使って来なかったツイッターですが、フェイスブックとインスタとはまた別の目的で、日々感じた事や言葉をその都度シェアしていこうと思います。

旅が日常となると、あり得ない事や面白いこと、信じられない出来事などの連続で、ブログを書くのが追い付かない事が多いので、思った事をそのまま短く呟いていこうと思います。

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SHU ITO ( 伊藤 秀海)
宮城県仙台市
1988年6月3日生まれ

日本とニュージーランドで7年間イタリアンシェフとして勤務した後、長年思い描いた夢を実現するため、30歳を目前に写真家に転身。
旅する写真家として国内・国外を旅して巡り、世界の景色と人の文化をテーマに撮影する他、講演活動や観光PRの撮影など、
幅広く活動している。
アメリカのクルーズ船 ”ホーランドアメリカライン”のクルーズ船に
専属フォトグラファーとして乗船。

これまでに40カ国弱の国々へ訪れた。

第二の故郷ニュージーランドで住んでいた町と三島市が姉妹都市であったことをきっかけに静岡へ訪れ、2018年に初めて写真展を開催。

2019. April   初となる写真集 Like No Otherを出版。  
2020. October
 第二弾となる写真集 Just Like Sistersを出版。

隔離されたクルーズの生活

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